2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

検察修習おしまい

他の修習地の実情は全く知りませんが、裁判所や弁護とくらべ、検察では説教(教えを説く、という語感で)が多かったナという感想です。この風土は、具体的事案をもとにベテランと若手が議論するという決裁制度に由来するのかナと邪推しておりますが。説教の…

黒糖は甘くないこと

検察修習が木曜まで。ということで、修習生らは検事正や次席検事の決裁ハンコをもらうためにバタバタしております。取調べや補充捜査の指揮等を担当していると、自分が一番事件についてわかっている気になってくるのですが、決裁のときなんかに痛い急所を攻…

屋久島丸は乗員から「ひろ子」と呼ばれているか? その4

夕方、永田歩道の登山口にようやくたどりつき、砂利道を集落方面へ。 しばらくいくと横河渓谷(よっごけいこく)があり、遊泳して山中での汗を流し心労を捨てる。 水の冷たさが皮膚に心地よく、太陽の熱をたくわえた岩がココロ穏やかにしてくれる。永田歩道…

屋久島丸は乗員から「ひろ子」と呼ばれているか? その3

3日目。朝5時に起床。味噌ラーメンに丸モチを3つ入れてゾロゾロすすり、6時すぎに出発。薄雲がちょろっとあるだけで、空は抜けるように青い。ここから永田集落まで1600メートル近く下降していくわけだが、天候に申し分はない。しばらくは清流と戯れなが…

屋久島丸は乗員から「ひろ子」と呼ばれているか? その2

2日目。朝5時半に起床。同期が大きな甲虫に変身していないことを確かめてから揺り起こし、小降りの中、ちょいと縄文杉に再会しにゆく。 強い感銘を受けないことを再確認。幹に聴診器を当てたり、ロープをかけてよじ登ったら興が湧くかもしれない。テントを…

屋久島丸は乗員から「ひろ子」と呼ばれているか? その1

乗客が多かったため搭乗手続きに時間がかかり、定刻より遅れて屋久島丸が出発。フェリーなりのスピードで疾走するなか、優雅にペンキ塗りをするの図。 屋久島の海の玄関口である宮之浦港に到着。好天気、しかし山のほうには雲がかかっている。別計画で来島し…

里もいいのう

まずまずの天気に恵まれ永田ルートで下山し、横河渓谷へダイブ!これから永田浜で海ガメ産卵見学であります。 (またね!)

曙光さす

屋久島へのアプローチは最も安価で雅なフェリーを選択。7時発で乗船4時間、3200円。14kgに抑えたザックと眠そうな同期を相棒にして、コンモリした島に行って参ります! (またね!)

市民に告ぐ

鹿児島市は梅雨明けですヨ!専門家が何と言うかわかりませんが、間違いなく夏の空になりました。 - 今週末はテント担いで屋久島登山へ。相棒となる修習生は山についてはウブなんですが、彼の財布のヒモを緩めて山道具を買わせることに苦心する最近のアフター…

飲まれる

週末は修習クラス旅行で霧島に行っとりました。宴会ではひさびさに前後左右時系列が不覚となり、投棄されたのちに服をスポンと剥ぎ取られ、無法者たちから非道な仕打ちを受けたようです。翌朝みた写真によると。抗拒不能はつらいナ。乗馬や白鳥温泉のような…

猫と庭

雨が続く。有閑なる読書の極みである『吾輩は猫である』をのんびり読みすすめる。哲学者が苦沙弥先生のところにやってくる場面で、次のようなくだりがある。 「人が気に喰わん、喧嘩をする、先方が閉口しない、法庭へ訴える、法庭で勝つ、それで落着と思うの…

願わぬ叶い

天文館のアーケードに笹がニョキニョキと立ち、幼稚園児らが飾りや短冊をくくりつけている。子どもの願い事を覗き見すると、まずは微笑を誘うものが多いが、後味もさわやかな理由は子どもの持つ「可能性」のオカゲだろう。どうも年をとるにつれて「可能性」…